「大学院生の卒業研究に関しての質疑応答」 (記録者:国重弘道)
先週行われた大学院生による卒業研究の発表に関して,質疑応答,参加者間での意見交換を行った.
1.茅原周平;時空間的な波及現象を捉えた社会資本整備効果の分析
主に,語句や基本的な考え方に関する質問が出た.空間近接指標について,研究では都道府県庁所在地間の距離を用いていたが,人や物の流動量を用いていないのはなぜかという質問が出され,次回以降の議論の対象として残った.また,この研究による成果は,具体的に何につながるのかについて議論された.なぜ,他地域への生産力効果を考慮する必要があるのか,今後も議論していくことになった.
2.前山圭司;高齢社会を迎えた自動車依存型社会におけるモビリティの要因分析
外出確率の算出方法や,送迎提供可能者の決定方法について質疑応答が行われた.また,前回同様「モビリティ要因」に関して,理解しやすい説明を求める声も見られた.この研究の成果から,今後何を分析していけばよいか議論が行われ,今後の課題となった.
今回の議論を通じて,研究の内容を充実させることに加えて,研究の背景や目的を明確にしていくことの重要性を感じた.また,質問に対して分かりやすく回答するために,自分の研究に関しての曖昧な点は,確実に解決していくべきであると再認識した.