「中山間地域の交通状況視察の報告」 (記録:梶谷司)
2008年9月9日に日本交通政策研究会が“三次市における周辺集落の交通課題の解決と方向性”と称し,中山間地域である広島県三次市の交通状況を視察した.その視察に同行した社会基盤計画学研究室の学生3名が視察内容の報告を行い,朝の会参加者と質疑応答を行った.
質疑応答は,三次市作木町岡三渕集落における交通社会実験について集中した.交通社会実験では,岡三渕集落と三次市中心部を結ぶバスを住民主体の運営で運行できるかどうかの検討がなされている.質疑・コメントとして以下のようなものが出た。
①今後もバスを運営するためには自治体の援助が必要ではないか.
②旅客輸送と合わせて貨物輸送も行いたいが法律上の問題がある.
③岡三渕集落の住民は食料品の買い出しなどではなく,“楽しみ”の一つとしてバスを皆で利用している.
④今後衰退すると思われる中山間地域に,新たに生活利便施設を設置する場合にはどのような機能が求められるか.
今回の朝の会により,中山間地域の交通課題について理解が深まった.今後何らかの施策を検討する場合には,まずは現地の情報を的確に把握しなければならないと記録者は感じた.