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環境保全工学研究室

当研究室が日々行っている研究をご紹介します。

環境保全工学研究室では大気・水・土壌環境政策を進めていくための基礎的な研究を行っている。
清浄な空気、水、大地など良好な環境は、人間を含むすべての生物が生きていくための必要最低限の条件であり、
それらを維持発展させていくことは現在および将来世代の人類と生態系に対する重大な責任である。
本研究室の理念は自然環境中の汚染と汚濁の状態を正しく包括的にとらえること、そしてそれらに基づき様々な解決策を提言していくことである。そのため現地でさまざまな調査を行い、これらに基づく室内実験・モデル解析を行うことで、現状とその裏に潜む因果関係を追求し、そして様々な解決策を理論的・実証的に検討している。

 

主な研究内容

都市域からの有害化学物質の流出と下流水域での運命

都市域で大気に放出された有害化学物質の地面への堆積、降雨による流出、下水処理場への流入と排出、河口域、沿岸域での生物への取り込み、底泥への移行、といった現象の諸過程を現地観測、室内実験で明らかにするとともに、そのモデル化を図っている。すなわち、様々な化学物質の流域規模での物質循環の解明とその運命予測である。関係する具体的な研究として以下のものを進めている。

  • 大気中での多環芳香族炭化水素類(PAHs)の拡散と地表面への沈降
  • 水域へのPAHsの流出と沈積
  • PAHsを中心とする有害化学物質の光反応性、固液気分配特性の検討
  • 農薬の土壌中での移動特性

 

PAH2.gif

 多環芳香族炭化水素類(PAHs)の環境中の挙動

 

PAHs3.gif PAHs4.gif

 

光変換(ニトロ化)の例     ハイボリウムエアサンプラーによる大気中粉塵の捕集

 

下排水処理を中心とするさまざまな廃水処理技術における処理機能解明と高機能化

都市下排水を中心とする廃水処理は基本的に微生物による処理法であり、本研究室では様々な分子生物学的な手法を駆使してその微生物生態系の機能解明を行っている。そしてそれに基づき処理法の機能強化と洗練化、新規処理法の考案を目指している。関係する具体的な研究として以下のものを進めている。

 

  • 下水処理場における微生物反応層内の微生物群集の構造と機能の調査・解析
  • 膜分離活性汚泥法におけるろ過性能の検討
  • 真核微生物を用いた排水処理の高度化
 

MAR-FISH画像               FISH画像           
(EUB-Chloroflexi)              (BET42a-AMX820)
 

FISH画像
(EUB-Chloroflexi)

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